これまではドル、円に欧州のユーロ、英国のポン

【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は9月30日、中国の人民元を10月1日から米ドルや円などと並ぶ主要通貨として扱うのを前に記者会見し「中国を国際的な金融、通貨制度に組み入れる重要な一歩で、歴史的な転換点だ」と評価した。

元はIMFが加盟国に配分している「特別引き出し権(SDR)」と呼ばれる仮想通貨の価値算出に使われるようになる。これまではドル、円に欧州のユーロ、英国のポンドを加えた4通貨で価値を算出していた。

一方、中国人民銀行(中央銀行)は1日、「元の国際化の上で画期的な出来事だ」と歓迎する声明を発表した。

[紹介元] 東京新聞 経済面 IMFが人民元主要通貨入り評価 「歴史的な転換点」