三菱航空機は取材に対し、遅れる幅や詳しい原因を明らかにしていない

三菱航空機が、開発中の国産初のジェット旅客機MRJの納入開始について、予定していた2018年半ばから遅れる可能性があると顧客の航空会社などに伝えたことが1日わかった。実際に遅れれば5回目の延期となり、伸び悩む受注に水を差す恐れがある。

関係者によると「技術的な問題で遅れるリスクがある」と伝えたという。三菱航空機は取材に対し、遅れる幅や詳しい原因を明らかにしていない。

MRJでは8月下旬、空調システムに不具合が発生。日本から、飛行試験を本格化させるための米国拠点行きに2度失敗した。3度目で成功し、9月下旬、1カ月遅れで米拠点に着いたばかりだった。

MRJは08年から開発を本格…


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース MRJ納入開始、また延期か 三菱航空機、顧客に伝える