TPP首席交渉官に片上氏 外務審議官と兼務

政府は25日、米国が離脱した後の11カ国での環太平洋連携協定(TPP)交渉で事務方トップを務める首席交渉官に、外務省の片上慶一外務審議官を同日付で起用する人事を発表した。前任の大江博氏が2月に経済協力開発機構(OECD)政府代表部大使に就任し、空席となっていた。

片上氏は外務審議官との兼務になる。2013年に日本がTPP交渉に参加した当時の外務省経済局長で、経緯に詳しいことから選ばれた。政府は次官級の片上氏を交渉責任者に充て、米国抜きでのTPPの発効に向けた決意を国内外に示す。

[紹介元] 東京新聞 経済面 TPP首席交渉官に片上氏 外務審議官と兼務