財務省は26日、全国財務局長会議を開き、国内景気全般について「緩やかに回復している」との基調判断を示した。1月に開いた前回会議での判断を据え置いた。
会議では、杉久武政務官が麻生太郎財務相のあいさつを代読。世界経済について「地政学リスクへの警戒感の高まりなど不確実なところもあるが、引き続き政府、日銀が一体となってあらゆる政策を用いる」と述べた。
また、5月の連休中に横浜市で開催されるアジア開発銀行(ADB)の年次総会に言及し「ADBは重要なパートナーであり、議長としてアジア地域の開発課題についての議論を主導していく」と強調し、各局長に協力を要請した。
[紹介元] 東京新聞 経済面 景気「緩やかに回復」変わらず 全国財務局長会議