XMのセーシェル口座となるXMTradingで実際に取引してみるとなると、まずは口座開設をしなくてはなりません。
XMには三つの口座が用意されていますが、そのうちのどれを選ぶかにまず迷うことになります。しかし実は選択は簡単なものになります。今回はこのXMの口座の選び方をご紹介したいを思います。
XMで選べる口座は3つ
XMで選べる口座は3つが用意されています。マイクロ口座は1ロット1000通貨単位から、スタンダード口座では1ロット10万通貨からの売買となります。
しかし、それ以外の取引き条件は同じで、最大1口座で一度に200の売買ポジションを作れますので、当然大きな取引を行いたいと思った場合にはマイクロ口座よりもスタンダード口座のほうが便利になります。
ただ、スタンダード口座でも0.01ロットの売買をすれば1000通貨単位から取引ができますので実施にはほとんど違いはありません。
この二つの口座ともにNDD方式で一切社内にはディーリングデスクは置かれておらず、すべての顧客注文は同一通貨ペアの中での反対売買だけ社内で相殺する形でそれ以外はすべてカバー先に出されるとストレートスループロセッシング(STP)方式をとっていますので、顧客とブローカーの間で利益相反は一切起こらない形態となっています。
ただし、国内業者のようにさまざまなオペレーションをすることで利益を創出はしていませんので、マージンにあたるスプレッドは当然国内業者よりも広い設定となっています。
またXM ZERO口座のほうはECNと呼ばれる電子取引所での売買を行うタイプの口座でマージンはすべて外だしとする代わりにスプレッドはマイクロ、スタンダード口座よりも狭く設定されているのが魅力となります。
ただしこの口座は500倍のレバレッジが最大であり、しかもXMといえばボーナスプログラムが提供される今や数少ない海外FX業者ですが、そのボーナスプログラムは一切履行されないアカウントとなっているのです。
こうなると事実上STP方式の口座を選ぶのかECNのZERO口座を選ぶのかが基本的な選択肢ということになります。
XMでは最大8つまで同一人物で口座開設可能
ここでまず知っておいていただきたいのが、XMの口座開設のルールです。
ひとりで「最大8つのアカウントを個別に持つことができる」のがXMの特長ですから、ここでご紹介した口座を順次開設することも可能になるのです。
最初にどれかを選んでしまったらほかの口座を利用することができないという形にはなっていませんので、思い立ったらすべての口座を利用してみることも可能になるのです。
したがってまず海外FX,とくにXMのような最大888倍といったハイレバレッジを試したことがない人はまずは「マイクロ口座からスタート」するのが定石となります。
マイクロ口座を試したうえでほかの口座を考える
XMらしさというものを堪能するためには、まずはマイクロ口座で少ない証拠金から取引ができる環境を手に入れるのがぜったいのオススメです。
この口座ならば1000通貨ペアはもとより100通貨、10通貨でさえ取引が可能ですし、入金時のボーナスプログラムや取引によるポイントプログラムもしっかり履行されますので、ここから試してみるとXMの取引の仕組みがしっかり理解できるようになるのです。
これで慣れたところで取引ボリュームを増やしたいと思うなら、そこで「スタンダード口座」を開設すればいいですし、スキャルピングに徹するので狭いスプレッドがどうしても必要と思うのであれば「ZERO口座」をその段階で開設すればいいのです。
ハイレバレッジでは含み損の感覚を修得することが必要
888倍のハイレバレッジと言っても、基本的な取引の方法は国内の25倍を提供する業者の口座となんら変わることはありません。
しかしただひとつ違いがあるとすれば、過少資金で取引をすることになるので、含み損が出始めるとあっという間に証拠金を枯渇しかねない状況に陥ることになるのです。
たとえばドル円なら1000通貨単位で思った方向に動けば、1円の値幅で1000円の儲けがでることになります。これが1万通貨での売買ならば同じ1円で1万円、10万通貨なら10万円を利益として獲得することが可能になるわけです。
しかし相場は自分が考えていた方向と逆方向に動くことも十分にありますから、1万通貨で1円逆走するのを放置するとあっという間に1万円の損失を食らうことになるわけです。
これが25倍のレバレッジでかなりの金額の証拠金を投入した状態であれば損失もそれほど大きなダメージにはなりません。
しかし元々1万円たらずの証拠金で売買している場合には、大急ぎで損切りを入れませんと毎回ゼロカットですべての証拠金を失うことになりかねないのです。
これがあるから「ハイレバレッジは怖い」と言われるわけですが、最初に取引し始めるときにはこの感覚をしっかりと身に着ける必要があります。
そのためにやはり「マイクロ口座」から取引することが、もっとも安全でオススメの選択肢となっていることがご理解いただけるのではないでしょうか。
XMは決して焦って口座開設をしなくても、口座開設後からも十分に修正が効きます。ですからまずは「マイクロ口座」を開設されることを強くお勧めしたいと思います。