ロンドン午前は日米の金融政策イベントを控えた手掛かり難のなか、全体的には方向感に乏しい動き。ドル円は序盤に101.54円まで下押したが、その後は102円手前まで下げ幅を縮小させた。クロス円もユーロ円が113.64円を安値に持ち直したほか、豪ドル円は76円後半で底堅く推移した。NZドル円は14日以来となる74.86円まで上値を伸ばした。NZの主要産業である乳製品価格の上昇期待も底堅さに寄与した。
ドルも対主要通貨で限定的な値動き。ショートカバーが先行して、ユーロドルは1.1213ドル、豪ドル/ドルは0.7565ドルまで上振れたものの、ユーロドルは1.11ドル後半に押し戻されるなど買いは続かなかった。NZドル/ドルは0.7357ドルを高値にしっかり推移。
ポンドは下落。ポンドドルは直近の下げ止まり水準だった1.30ドル付近をはっきり割り込むと、先月16日以来の安値となる1.2955ドルまで売りが加速した。ポンド円も同24日以来の安値132.00円まで下落した。対ユーロでも0.86ポンド前半まで、ポンド安・ユーロ高に傾いた。
[紹介元] ザイFX! 為替のとれたてニュース ■LDN午前=日米のイベント控えて方向感は限定的