昨日、本日と米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれている。結果発表は日本時間28日の午前3時。 現行の金融政策に関しては、現状維持で見通しが一致している。 注目は声明の内容。 年初頃は6月、その後は9月が本線と言われていた米国の追加利上げ。 6月23日の英国のEU離脱(ブレグジット)を受けて年内利上げ期待がいったん大きく後退。 一時は利下げ期待まで出る状況が見られた。 しかし、ブレグジットの影響が急速に進むものではないとの認識が広がったこともあり その後は利上げ期待が徐々に回復。 今月8日の米雇用統計の好結果、さらには15日の米小売売上の好結果など 米国の重要指標が軒並み強めに出ていることもあり、 再び少なくとも年内にはとの期待が強まってきた。 この利上げ時期が9月になるのかどうかはまだまだ見方が分かれるところ。 9月に利上げした場合、FOMC参加メンバーの金利見通しで本線とされる 年内に買いの利上げ期待を残す形となる。 声明の中で米景気見通し、インフレ見通しに強気な姿勢が印象付けられ 9月の利上げを強く意識させるようだと、ドル高が広がる可能性も。
[紹介元] ダックビル為替研究所 | Klug クルーク <直前チェック>米連邦公開市場委員会(FOMC)9月の利上げ示唆は?