国交省によると、初乗りの90円はケーブルカーなどを除く普通鉄道では全国で最も安い

日本一安い90円がついに「大台」の100円に――。北大阪急行電鉄(大阪府豊中市)は、来春からの初乗り運賃の値上げを国土交通省に申請した。初の3桁になるが、日本一の座は変わらない見通しだ。

同社は大阪万博の1970年に開業。大阪府北部の千里ニュータウンを南北に縦断する3駅だけの小さな鉄道会社だ。国交省によると、初乗りの90円はケーブルカーなどを除く普通鉄道では全国で最も安い。

沿線人口の増加を受けて低い運賃を維持してきたが、施設の老朽化が進み、新型車両の導入や、来年度からの可動式ホーム柵の設置費用などが必要となり、22年ぶりに消費増税に伴わない値上げを決めた。国交省によると、同省が認可した初乗り運賃額の中では、それでも全国で最も安いという。

同社の担当者は「100円でお釣りが来る安さでしたが、ご負担をかけることになりました。日本一の安全とサービスもめざします」。(広島敦史)


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 「最安」の初乗り運賃、90円から100円へ値上げ申請