※忙しい人のサマリー イエレン議長講演待ち続く ランドは軟調地合い継続、財務相出頭命令報道を嫌気 【東京市場】小動きに徹する ドル円などは目立った動きを見せず。 イエレン議長講演待ち。ドル円は100円台前半推移 前日の海外市場で、財務省の出頭命令報道に値を崩したランドは 朝から軟調地合いも、この時間帯での売りは限定的。 【ロンドン市場】もみあい 東京市場の流れを引き継ぎ、ドル円はもみあい。 イエレン議長の慎重姿勢継続を意識して若干ドル売りがみられ ドル円は100円トライも、大台割れを試すほどの勢いは見られず。 ランドはもう一段の売り。ドルランドは前日頭を押さえた14.00を超えて ドル高ランド安が進んだ。 政治的な混乱が続くことへの警戒感が見られた。 【NY市場】ドル円買い戻し ロンドン市場でのドル円の100円手前の硬さもあり 短期筋がいったん買い戻しに入って100円台半ばトライ。 もっとも、そこから101円にかけての売りを試す勢いはなく 基本的にはもみ合いに。 【本日の見通し】明日まで方向感出にくく 今日から開催されるカンザスシティ連銀による年次金融政策フォーラム、いわゆるジャクソンホール会合について、市場は明日予定されているイエレン議長の講演待ちの姿勢を示しており、目先動きにくさが見られる。ジャクソンホール会合に関しては黒田総裁も参加を予定しているなど(詳しいプログラムは本日公開)、世界中から中銀総裁などが集まっており、その他要人の発言にも注意したいところ。 ドル円に関しては、100円割れを試しきれず、100円台半ばからは売りが並ぶという流れになっており、上下ともにやりにくさ。レンジ取引が予想されるところ。 経済指標への反応も限定的とは思われるが、21時半の米耐久財受注(7月)には少し注目。前回6月分が予想を超えて大きく低下。4-6月期の設備投資などの弱さも加わって、米製造業の厳しい状況を意識させた。今回は反発が期待されており、予想通りもしくはそれ以上の回復を見せると、米7-9月期の経済成長への期待感にも。 【本日の戦略】戻り売り継続 ドル円の基調は戻り売り。 101円をしっかり上抜けるまでは売り上がり、101円台でやめたいところ。 もっとも明日を前に無理はしたくない。 ポジションを整理して、明日のビッグイベントを迎えたい。 イエレン議長は9月の利上げについてのヒントを与えてこない可能性が高いとみている。 それだけに、下方向のリスクが高いと思われるが ポジションを大きく持つのは単にギャンブルになる。 デイトレも売りからの流れ。 100円台半ばを売り、100円ちょうど近くで買い戻しの流れか。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません
イエレン議長講演待ち続く
[紹介元] 山岡和雅の視点 | Klug クルーク イエレン議長講演待ち続く