【ブリュッセル共同】世界税関機構(WCO、本部ブリュッセル)の御厨邦雄事務総局長(63)は26日、トランプ米大統領が生産拠点を海外移転する企業に課すとしている「国境税」について、世界貿易機関(WTO)のルールを逸脱するなら「WTO自身(の存在)が試されるかもしれない」と述べた。
御厨氏は共同通信など一部メディアに対し、トランプ氏の主張は「WTOルールからするとぎりぎりに見えるが、ぎりぎりにとどめられるのかどうか」と懸念を表明。
ルールから逸脱すれば紛争処理手続きにかけられることになるが、協定違反と判断されても米国が従わなければ「WTOのシステムが揺れてしまう」と警戒感を示した。
WCOは関税制度の調和などを進めるために運営しており、世界約180カ国・地域が加入している。元財務官僚の御厨氏は、2009年1月からWCOトップの事務総局長を務めている。
[紹介元] 東京新聞 経済面 国境税、「貿易ルール試される」 WCOの御厨事務総局長












