金花芳則社長をトップとする構造改革会議を設置し、事業撤退も視野に検討する

川崎重工業は30日、業績予想を下方修正するとともに、船舶海洋事業の業績が大幅に悪化したため「事業の継続性を含め今後の方針を検討する」と発表した。金花芳則社長をトップとする構造改革会議を設置し、事業撤退も視野に検討する。2016年度末をめどに結論を公表する。

16年9月中間決算の連結純損益予想を修正し、50億円の赤字に転落する見通しだと発表した。従来予想は145億円の黒字だった。

初めての船種となるノルウェー向け船舶や、建造中の液化天然ガス(LNG)船で、費用が当初の見積もりを上回る見通しになったことなどが影響した。円高の進行も響いた。

[紹介元] 東京新聞 経済面 川崎重工、船舶撤退含め検討 9月中間、50億円の赤字転落へ