国民生活センターは1日、全国の窓口に寄せられたインターネット上の旅行予約サイトのトラブル相談が、2010年度からの5年で2倍以上に増えたと発表した。「サイトや旅行商品によってキャンセル料の規約や、契約条件が違う。契約前に十分確認してほしい」と注意を呼びかけている。
統計を取り始めた09年度以降、毎年増え続け、昨年度は1669件と旅行トラブルの相談全体のほぼ半数を占めた。「リゾートのホテルを予約したのに現地に行ったらとれていなかった」「航空券が二重予約になっており、キャンセルできない」といったトラブルのほか、海外の業者との間で問題が起きた際、日本語対応の窓口がない場合もあり、解決が難しいことへの相談が目立つという。
同センターは「申し込む前に、サイトの運営業者が顧客対応窓口を設けているか、国内業者の場合、旅行業法の登録業者か確認するのも有効」としている。
[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 旅行サイトのトラブル、5年で倍増 国民生活センター