菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で、2017年度税制改正の焦点となっている配偶者控除の見直しに関し「家族の在り方や働き方に関する国民の価値観に深く関わることであり、丁寧な国民的議論が必要だ」と述べた。配偶者控除を廃止し、働き方を問わずに適用される「夫婦控除」を創設する案に慎重な考えを示したとみられる。
配偶者控除見直しを巡っては「配偶者の労働を抑制する効果があるという指摘がある一方で、家族の助け合いや配偶者の貢献を積極的に評価するべきだという声もある」と語った。
[紹介元] 東京新聞 経済面 菅氏、配偶者控除見直しに慎重 「国民的議論が必要」