ソニーが2日発表した2016年4〜12月期の連結純利益は前年同期比80・7%減の456億円だった。映画事業で1121億円の損失を計上したことが影響した。17年3月期の業績予想も下方修正し、純利益を従来の600億円から260億円に引き下げたが、黒字は確保する。
ソニーは映画のDVD市場などが想定より早く縮小するとにらみ、映画事業を手掛ける米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの事業価値を低く見直した。このため16年4〜12月期の本業のもうけを示す営業利益は前年同期比49・8%減の1943億円となった。保有株式の売却などで穴埋めした。
[紹介元] 東京新聞 経済面 ソニー、巨額損失で減益 16年4〜12月期