三菱重工業の子会社で、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発している三菱航空機(愛知県豊山町)は2日、森本浩通社長(62)が3月31日付で退任すると発表した。後任には、三菱重工の水谷久和常務執行役員(65)が就く。
MRJ開発は難航しており、三菱重工が5度目となる納入延期を1月に公表していた。
三菱重工の宮永俊一社長は2日の決算記者会見で「体制を一新することで、みなさんに頑張ろうという気になってもらうための人事だ」と語った。
三菱重工は昨年11月、社長直轄の事業推進委員会を設置、親会社としてMRJ開発に関わる方針を打ち出した。
[紹介元] 東京新聞 経済面 三菱航空機社長が退任へ 3月、MRJ開発難航