【ワシントン共同】トランプ米政権は、共和党が提案した「国境税」の導入を見送る方針を固めた。米国から製品を輸出する企業の法人税を軽くし、輸入企業の負担は重くする仕組みに、海外からの製品に頼る米国内企業が猛反対しており、政権の今回の税制改革案に盛り込むことは断念した。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が25日、政権関係者の話として報じた。
日本やメキシコなどから自動車をはじめとした製品を輸入し、米国で販売する日本メーカーへの打撃はひとまず回避されそうだ。
ただ政権担当者によると、トランプ政権が将来、輸入品に高い関税を課すなどを再検討する可能性はあるという。
[紹介元] 東京新聞 経済面 米、「国境税」導入を見送り 国内輸入企業が猛反対