【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は6日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の開催を前に、世界経済の低迷が続いていることに「失望している」とする声明を発表した。
米国や欧州で保護主義の傾向が強まっていることなどから「先行きの不確実性は高いままで、世界経済の成長が一段と減速するリスクは高まっている」と指摘。各国に財政出動による公共投資の拡大や構造改革の加速を改めて呼び掛けた。
ラガルド氏は、経済のグローバル化で悪影響を受けた人への対策が不十分だと強調。これが社会不安を高め、政治家を内向き政策に向かわせていると分析した。
[紹介元] 東京新聞 経済面 IMF、世界経済低迷に「失望」 専務理事が声明












