3年後と5年後の予想も0・1ポイントずつ低下し、いずれも1・0%上昇

日銀が4日発表した9月の企業の物価見通し調査によると、全規模全産業の1年後の消費者物価予想は、平均で6月の前回調査から0・1ポイント低下し、前年比0・6%上昇だった。低下は5回連続となる。

消費低迷や円高基調を背景に、企業が物価の先行きに慎重な見方を強めており、日銀が目指す2017年度中の2%の物価上昇達成は難しくなりそうだ。

3年後と5年後の予想も0・1ポイントずつ低下し、いずれも1・0%上昇だった。企業の規模や業種別では、中小企業非製造業で1年後、3年後、5年後のいずれも0・1ポイントずつ下がるなど、物価予想を引き下げる回答が目立った。

[紹介元] 東京新聞 経済面 日銀、企業物価は5回連続低下 2%目標達成難しく