財務省、軽度介護の負担増を提案 高額治療薬の薬価下げも

財務省は4日の財政制度等審議会分科会に社会保障費の抑制に向けた改革案を示し、要介護度が軽い人の介護保険サービスの利用者負担引き上げを求めた。超高額ながん治療薬「オプジーボ」の薬価を、2018年度に予定される定期的な改定を待たずに特例的に引き下げることも示した。

17年度予算の概算要求で高齢化による社会保障費の伸びは6400億円に上り、財務省は1400億円程度を圧縮したい考え。既に厚生労働省が検討中のものも多いが、家計の負担増に直結する施策が多く調整は難航する可能性もある。

[紹介元] 東京新聞 経済面 財務省、軽度介護の負担増を提案 高額治療薬の薬価下げも