【ニューヨーク共同】30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米国の早期利上げを警戒して反落し、前日比48・69ドル安の1万8454・30ドルで取引を終えた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は9・34ポイント安の5222・99。幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は4・26ポイント安の2176・12だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長が利上げは経済情勢次第だと発言。米雇用統計の発表を週末に控え、結果によっては9月の利上げも現実味を帯びるとして売りが優勢となった。
時価総額の大きいIT大手アップルが値下がりしたことも相場の重荷となった。欧州連合(EU)の欧州委員会が、アイルランド政府によるアップルのグループ会社に対する税優遇措置を違法と判断。業績への悪影響が懸念された。
[紹介元] 東京新聞 経済面 NY株反落、48ドル安 米早期利上げを警戒