XMがまた新たなコンテストの公開に踏み切りました。
その名も「総額100万ドル賞金のFXワールドチャンピオンシップ」ということで、かなりロングランのチャレンジになることが発表されています。
なんと6月から来年4月までのロングタームバトル
まず驚かされるのは、2016年6月から2017年3月まで、月次単位で毎回賞金5万ドルのバトルが開催され、そこで上位5名に残ると来年4月に開催される準決勝ラウンドに勝ち進むことになります。
準決勝ラウンドは、50名の参加者で上位10名が決勝ラウンドに勝ち進むことになります。
なんとここから驚くのは、決勝イベントがタイで開催されテレビで生中継されるということです。
最終的に残った10名は、50万ドルの現金賞金を目指して戦うことになるわけですから結構大きなプライズということになります。
もちろん一人が日本円で5500万円もらって帰るのではなく、一定の配分で上位10名にそれなりのプライズが提供されることになるのだろと思いますが、これは国内のFX業者では絶対まねできないイベントということが言えそうです。
ポイントは10ヶ月開催される予備選でベスト5に残ること
このバトルでは、とにかく「月間でベスト5」に残ることが最初の条件となることは間違いありません。10回チャンスがあるので、なんとかここでノミネートのチャンスを獲得することが重要になってきます。
このバトルはWebブラウザベースで行われるため、MT4上でのフルスペックのバトルとはかなり趣の違うバトルになります。したがってプラットフォームにまず慣れる必要があります。
残念ながら複数の通貨を切り替えて売買するのは、かなり大変でワンクリック注文とは行きませんし、またレバレッジは30倍足らずです。
ドル円でいえば1万通貨を3ポジション作ってしまったら、あとはどうにもならない感じになってしまいますので、よほど考えて売買しないといけないという印象が強く残りました。
できることならMT4を見ながら売買して、ポイントごとにWebブラウザで売買をすることがお勧めとなります。
またスキャルピングもできないことはありませんが、実際に使ってみた感想からいいますと、スイングとは言わないまでも、デイトレで1回の利益確定額をできるだけ大きく取っていくことが必要なのではないかと思います。
ツワモノぞろいなので通貨ペアもよく考える必要あり
実際にXMの開催するコンテストに参加してみますと、それが無償のものであれ、有償のものであれ、とくかく短期間に猛烈な利益を稼ぐツワモノがどんどん参加してきて、かなり気後れすることになるということです。
ひとつはドル円などで参加することが問題のような気がします。
ポンドドルなりユーロドルなりの流動性が大きくて、1日にかなり上下に動く通貨ペアでしっかり利益を確保できるような手法を導入することが重要になるのではないでしょうか?
そのぐらいトッププレーヤーは、最初から飛ばしてきますので、このコンテストのためのしっかりとした売買ロジックが必要であることを痛感させられます。
スキャルピングでなければ通常の取引と並行して売買可能
上述しましたように、スキャルピングをこのWEBツールでやっていくのはかなり厳しい感じがします。
ただMT4のリアル口座で売買をしながら、ここぞというポイントだけコンテストのブラウザでエントリーしていくことができれば、コンテストとリアルトレードを両立させることは可能と思われます。
これを実現するためにも、コンテストはスキャルピング以外の方法による効率的な利益獲得が重要になりそうです。
もちろんこのコンテスト一本に絞って売買をするというのもひとつの考え方ですが、やはりできることならばリアルトレードの中でうまく取れそうなところだけ、ピックアップして売買していくというやり方がお勧めになりそうです。